githubの無料プランから有料にするのか、それとも他のバージョン管理にいいのあるのか、少し調べてみました。主にデザインなどの大容量の素材をどう扱うのかの検討です。軽く覚書程度です。
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githubの無料プランの容量上限と料金
まず、現在利用しているgithubの把握です。500MBのようです。上位版のTeam、企業向けのEnterpriseなどがあります。
GitHub Free | Storage 500MB | Data transfer (per month)1GB
https://docs.github.com/ja/billing/managing-billing-for-github-packages/about-billing-for-github-packages
月額7ドルのProプランと月額9ドルのTeamプランをどちらも4ドルに値下げしました。ただ料金はともかく上限が2MBと4倍になりますが、それでもガンガン大きなファイルをあげると足りなくなるため、PSDなど大容量のファイルはDropboxの有料プランで管理するようにしています。githubは基本プログラミングのソースコード置き場という考え方です。
DropboxはPCのバックアップ用途もかねることができます。
あとgithubで容量オーバーしているユーザーさんはTwitterをみると結構いるようです。。
1ファイル50MBの制限もあるようです。画像はせいぜい数百kbですが、動画は要注意でしょうか。
GitHub limits the size of files allowed in repositories. If you attempt to add or update a file that is larger than 50 MB, you will receive a warning from Git.
https://docs.github.com/en/repositories/working-with-files/managing-large-files/about-large-files-on-github
githubの複数アカウントは規約違反!?
規約違反のようです。まあ、上位プランに移行してもらいたいのでしょうから当然かもしれません。
いち個人や法人は1つより多くの無料アカウントを維持することはできません。また、自動化タスクの実行のみに使えるマシンユーザーアカウントも1つより多く持つことはできません。
https://qiita.com/hnw/items/0ad26274a8b90fffffaa
リポジトリサイズの確認
未検証ですが拡張機能があるらしいです。
「GitHub Repository Size」という Chrome 拡張機能を入れたら、GitHub のリポジトリサイズがわかって便利!と思ったのですが、サイズ計算があっていないような…🤔 pic.twitter.com/pCCC1WxKGn
— ねこじょーかー@PlayFab本著者 (@nekojoker1234) March 22, 2020
管理画面から確認できないのは不便ですね。。
Githubフリー版と有料版の違い
ついでにGithubフリー版と有料版の違いです。
$0
USD
The basics of GitHub for every developer
Unlimited public repositories
Unlimited private repositories
Limited to 3 collaborators for private repositories
2,000 total Action minutes/month
See pricing details
500MB of GitHub Packages storage
See pricing details
Advanced vulnerability scanning for public repositories
Automated security updates
GitHub Security Advisories
Issues and bug tracking
Project management
$7
USD
Per month
Pro tools for developers with advanced requirements
Includes everything in Free
Unlimited collaborators
3,000 total Action minutes/month
See pricing details
1GB of GitHub Packages storage
See pricing details
Private GitHub Pages and Wikis
Private protected branches
Code owners
Repository insights
有料版と無料版の違いは、共有できる人間が3人が大きいでしょう。
他にはアクションできる回数が2000から3000に、ストレージ容量が500MGから1GBに、GitHub PagesとWikiが利用可になることでしょうか。
デザインのバージョン管理でおすすめは?(音声、動画、PSD、高画質な画像などはバージョン管理)
では、デザインのバージョン管理はできないのでしょうか。音声、GifやMp4などの動画、PhotoshopのPSD、高画質な画像などです。
Git Large File Storageの料金
実はGit Large File Storage(Git LFS)というGitの拡張機能があるようです。Git LFは1GBまで無料のようですが、それ以上になると有料みたいです。
追加のストレージと帯域は、単一のデータパックで提供されています。 1 つのデータパックのコストは 5 ドル/月で、一ヶ月の容量として 50 GBの帯域と 50 GBのストレージを提供します。 データパックは必要なだけ購入できます。 たとえば 150 GB のストレージが必要なら、3 つのデータパックを購入できます。
Git LFS用のデータパックの購入は、GitHubの他のどの有料の機能や製品からも独立しています
https://docs.github.com/ja/billing/managing-billing-for-git-large-file-storage/about-billing-for-git-large-file-storage
ただ、少し性質が違いますが、これだったら2TB扱えるDropboxのバージョン管理でいい気がしました。PSDやMP4を置いたら、どんどん容量をくっていくのは目に見えています。50GBや100GBでおさまる気がしません…。
口コミを探したらちらほら、そんな人がいましたね。
git-lfsは継続課金なのが辛いか。Dropboxもバージョン履歴残るからこれでうまくやるかな。
— morizotter (@morizotter) August 20, 2018
psdとか30MB超えのコミットは流石に気が引けてきた
— ミア (@mia_CEB2) May 16, 2023
GitLFS使うくらいならDropBox使うしでどうしたら良いものか…
個人的にはDropboxを使って長く経ちますけど、デザインデータの管理でこれでトラブルが起きたこともありません。困っているのならともかくわざわざ変えなくてもいいかなっと。
ちなみに、ソースネクストの方が安く買えます。詳しくはこちらです。
他のデザインバージョン管理ツール
他にもデザインのバージョン管理ツールもあります。
- Abstract
- Git for Sketch plugin
- Kactus
- Plant
- Folio
- Trunk
Unityのバージョン管理
このような素材が多い場合、ゲームアプリなどが多いです。
最近はuntiyさんもなんかやっているみたいですね。サイトをみたところ、Plastic、、Perforce(EA や Ubisoft などで利用されているバージョン管理システム)、Git、Subversionを比較して自らが最強をとなえているようです。
【チーム開発でのバージョン管理にお悩みの皆様】
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) October 16, 2020
Plastic SCMをお試しください!
・直感的なデザインでチーム開発を強力に支援
・大規模バイナリの取り扱いも高速かつ容易
・アーティスト向けツールも用意
・様々な開発環境に柔軟に対応
最初の3ユーザー5GBまでは無料!https://t.co/iEPOv9ikCw pic.twitter.com/SChJfOXQjK
Plasticは1Gまで無料です。
Plastic SCMはスペインの会社CódiceSoftwareの開発ですが、勢いのあるUnityさんが買収した形です。2020年のことです。
GitとSubversionしか使ったことないため機会があったら検討したいと思いますが、当面はDropboxでよさそうです。
バージョン管理ツールの参考文献
Comparison of version-control softwareあたりを参考にしてください。
PSDやmp4などデザインのバージョン管理はDropboxがおすすめ!!
いろいろとデザインのバージョン管理ツールはあるにはあるみたいです。
しかし、Dropboxの2TBという大容量でコスパがよい。細々、いろいろなストレージサービスと契約したくない。
ざっくりと調べてみたけど、Psdやmp4などの動画データはDropboxでいい気がするんですよね。
githubで管理しているプロジェクトもDropbox上にのっけておく。psdやmp4のフォルダはgithubにあげない。
このルールで運用しています。
PSDデータは過去のデータに戻したいことは、それほどありません。
はじめてプロ版を使う場合は公式よりソースネクストさんがお得です。個人的にもソースネクストさんを利用しました。
詳しくはこちらの記事です。
期間がある点だけ注意が必要です。
Dropbox Basic、Plus、Family のユーザーは 30 日間です。
Dropbox Professional と Business のユーザーは 180 日間です。
https://help.dropbox.com/ja-jp/account-settings/data-retention-policy#:~:text=Dropbox%20Basic%E3%80%81Plus%E3%80%81Family%20%E3%81%AE,%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%81%AF%20180%20%E6%97%A5%E9%96%93%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
なので、大きな改変をする場合は〇〇2.psdとか昔ながらのやり方をしてしまいますね。。まあ、ファイル数をそんなに増やさなきゃこれでもいい気がします。
簡単ですが参考になれば幸いです。
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